ハンドプレッソの開発者でエスプレッソをこよなく愛するニールセン氏は、出張や旅先のホテルで自分が求めるハイクオリティのエスプレッソが飲めない事が悩みで、小型で持ち運び容易なエスプレッソマシンを考え始めました。自分と同じ願望を持つ人が世界中にいると思い、その想いをすぐ実行に移します。
フランスの名門ビジネススクールINSEAD大学にあるインキュベーションセンターにて、"スイスのアーミーナイフのように小型で便利"をコンセプトに、小型のエスプレッソマシンの研究と開発に没頭しました。
一番苦労したのは圧力。エスプレッソの抽出に必要な9気圧をかけるためには、構造上16気圧を得なければならないため、産業用ポンプから電気ポンプ、手動ポンプなどありとあらゆるポンプを研究し試行錯誤を続けます。探究心と努力によって、ついに小型・手動でありながら16気圧を得られる構造を実現。小さくて、シンプルで、多くのメンテナンスを必要とせず、収納にも便利で環境にも優しい世界初の小型エスプレッソマシン「ハンドプレッソ」が完成しました。